ミシン目入り用紙は、利便性を高めるために多くの場面で利用されています。その際に重要なのが、用紙の「厚さ」と「ミシン目の粗さ」です。これらの選択により、切り取りやすさや使用感が大きく変わります。今回は、ミシン目入り用紙の厚さとミシン目の粗さについて詳しく解説します。
用紙の「厚さ」の種類
ミシン目入り用紙には、主に以下の3種類の厚さがあります。用途や目的に応じて最適な厚さを選ぶことが重要です。さらに、オリジナル仕様でより厚い用紙にも対応可能です。
- 薄手の用紙(上質45kg)
- 特徴: 非常に軽量。
- 用途: 伝票など。
- メリット: 用紙の大量保管に適しています。
- デメリット: 重送や紙詰まりのリスクが高まる。
- 標準的な厚さの用紙(上質55kg)※コピー用紙相当
- 特徴: 適度な厚さで、軽量と耐久性のバランスが良い。
- 用途: 伝票やチケットなど。
- メリット: 幅広い用途に対応可能。
- やや厚手の用紙(上質70kg)
- 特徴: 耐久性があり、しっかりとした手触り。
- 用途: 商品券や領収証。
- メリット: 高級感があり、重要な用途に適しています。
- オリジナル仕様の厚手用紙
- 特徴: さらに厚い用紙(例: 上質90kg以上)も対応可能。耐久性や重厚感が必要な場面で最適です。
- 用途: 高級感を重視した特別なチケットや証書、ブランド価値を高めるアイテム。
- メリット: オリジナルの仕様により、特注ニーズに応える柔軟性があります。
「ミシン目の粗さ」の種類
ミシン目の粗さは、切り離しのしやすさや耐久性に影響します。以下の2つの選択肢があります。
- マイクロミシン
- 特徴: 非常に細かいミシン目で、滑らかに切り離せます。
- 用途: プレミアムチケットや商品券など、美しい仕上がりが求められる印刷物。
- メリット: 切り口がきれいで、高級感を演出できます。 一度に複数枚のミシン目を切り離せます。
- 通常ミシン
- 特徴: 標準的なミシン目で、実用性が高い。
- 用途: 伝票や一般的なチケット。
- メリット: 幅広い用途に対応可能。
用紙の厚さとミシン目の粗さを選ぶポイント
※一般的な伝票として使用する場合は55kg。
- 用途を考える
- 大量に保管する場合は45kgの用紙が最適です。
- 高価値のアイテムや特別なイベント用には70kg²の用紙とマイクロミシンを選びましょう。
- 使用シーンに合わせる
- 切り離しの頻度が高い場合はマイクロミシン、耐久性が必要な場合は通常ミシンを選択。
選択にお困りの際はご相談ください。
まとめ
ミシン目入り用紙の「厚さ」と「ミシン目の粗さ」は、印刷物の使い勝手や仕上がりに大きな影響を与えます。目的や用途に合わせて最適な組み合わせを選ぶことで、より効果的な印刷物を作成できます。
お客様のご要望に応じた用紙選びや印刷のご相談を承りますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
※左がマイクロミシン右が通常ミシン